院長 矢上真吾
分析し、永続的な変化を起こす施術者でありたい
私は、自分の強みは「分析」と「状態把握」だと思っています。目先の変化を追うのではなく、永続的な変化を起こすことが得意です。
その理由は、10年間Jリーグのチームでトレーナーをしてきたことが大きいです。1年間で30人前後の選手を、毎日、同じメンバーを、10年間。同じ身体を毎日見続けていると、嫌でも気づくんです。
身体には波がある。調子がいい日もあれば、悪い日もある。症状だけで判断してしまうと、「昨日良かったのになんで今日は悪いんだ?」と迷路に入り込むことがあります。
だから私は、症状だけを追いません。その場しのぎではなく、「身体の機能が高まっているか」を見ています。
そうすることで、再発しにくく、良い状態が続き、身体が自然と戻らなくなる。そんな変化が起こると信じています。
この道を選んだ原点は、腰痛に苦しんだ父の背中
この仕事を選んだのは、父親の影響がすべてです。父は昔、腰痛に悩み、仕事を休むことが多くありました。小学生だった私は、不安で仕方なかったのを覚えています。
そんな父がある「骨盤調整法」に出会ってから、父の人生は一気に変わりました。
痛みから解放され、施術について学び始め、たった数ヶ月後には開業し、患者さんが溢れる毎日。「ありがとう」と感謝されている両親を見て、小学生の私は素直に「すごい」と思いました。それと同時に、「こんな仕事があるんだ」と心に刻まれた瞬間でした。
高校3年生のある日、父と初めて真剣に語り合ったことがありました。父がなぜこの仕事をしているのか。「人の未来を明るくするため」と語ったその言葉に、私は心を動かされました。
それまで私は教師になろうとしていましたが、その話がきっかけで「一生かけてやれる仕事はこれだ」と感じ、この道を選びました。
南房総で気づいた「不調が当たり前」になってしまっている現実
開業した理由はとても単純でした。家族を養うためです。妻の地元である南房総に戻り、就職先もなかったので、「自分の技術で開業するしかない」と決断しました。
でも開業してから、本当に衝撃を受けました。
こんなに不調を抱えている人が多いのか、と。そしてそれが当たり前になってしまっているという現実。
これは本当に悲しくて、自分にとっては「敗北」でもありました。
身体が痛い、不調がある。それは普通のことじゃありません。身体というのは、本来もっともっと楽しくなるものです。
せっかく人間として生まれて、動ける身体を持っているのに、それを活かせずに苦しんでいる方が多いことが、本当に悔しいんです。
だから私は、この地域に住む方々に伝えたいんです。「身体は楽になるものだ」ということを。そして実際に実感していただきたい。
施術方針:原因は"中"にも"外"にもある。一緒に変わっていく
施術では、必ず4つのプロセスを踏みます。
- 問診(話を聞く)
- 検査(状態を把握する)
- 評価(原因を整理する)
- 説明・同意(2人で目指す方向を決める)
そこまでやってから、初めて施術に入ります。
身体が良くなるための原因は中にも外にもあります。
- 中:治癒力がしっかり働く身体の状態
→ これは施術者がサポートできる領域 - 外:生活習慣、思考、環境、人間関係
→ これは患者さん自身が変える必要がある領域
いい状態を作るのは、私だけではできません。だから私は一方的に「治す」とは言いません。一緒に改善するんです。
正しく積み重ねていけば、身体は必ず良い方向に向かっていくと私は信じています。
一喜一喜でいきましょう。
一喜一憂じゃない。小さな良い変化を喜んで、一緒に積み重ねていくんです。
治療家であり、アスリートであり、父親である私
私は治療家であると同時に、現役のアスリートであり、子どもたちのコーチでもあります。
家族全員でライフセービングに取り組んでいます。これは趣味とか遊びとかではなく、ライフワークです。
早朝にトレーニングをして、木曜日は長女と昼休みにプールで泳ぎ、休日は海でトレーニング。これはずっと続けている生活スタイルです。
なので「リラックス」というものは毎日、小さな時間の中で感じています。家族と一緒に食事をする時間、そしてお風呂に浸かっている時間。それが私にとって心がほっとする瞬間です。
性格は…変わり者です。ふざけたことも言うし、熱いし、細かい。典型的なマイノリティ。でも、それが私です。
患者さんからは「説明が分かりやすい」とよく言っていただけます。それが自分の強みでもあります。
運動、読書、学ぶこと、お酒。好きなものが多い人間です。
保有資格
- はり師(国家資格)
- きゅう師(国家資格)
- あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
- 認定機能訓練指導員(日本機能訓練指導員協会)
- 施術管理者(公益財団法人 東洋療法研修試験財団)
- ベーシックライフセーバー(日本ライフセービング協会)
- ダイエット検定1級(日本ダイエット健康協会)
経歴
埼玉県立坂戸高等学校 卒業
東京医療専門学校 卒業
学生時代から整形外科、リラクゼーションサロン、鍼灸整骨院でアルバイトを行い、現場経験を積む。
千葉県市川市の鍼灸整骨院に就職。同年12月に退職。
J2リーグ ヴァンフォーレ甲府 トップチームトレーナー
10年間で3度のJ1昇格と2度のJ2降格を経験。ジェットコースターのようなスリリングな期間を過ごす。プロスポーツの最前線で選手たちの身体をサポートし続けた。
はりきゅう整体院 和からだみなおし処 開業
妻の地元である千葉県館山市にて開業。地域の方々の健康をサポートする新たなステージへ。
高齢者施設 機能訓練指導員
開業と並行して、高齢者の機能維持・向上に貢献。
健康教室 開催
現在は火曜・金曜の週2回開催。地域の健康づくりに継続的に取り組む。
YouTubeチャンネル「矢上真吾 40歳からのビーチフラッグス」開設
2025年現在、チャンネル登録者数1万人を超える。
セカンドチャンネル「和からだみなおし処チャンネル」開設
患者さま向けのセルフケア方法など、健康情報を発信中。
地域活動
- 館山青年会議所(2014年〜2021年)※2020年には理事長を務める
- 幼小中学校PTA活動 2023年に幼稚園、2024年に中学校で会長を務める
- 館山市スポーツ推進委員(2015年〜2020年)
- 館山サーフクラブ(ライフセービングチーム)メンバー ※2022年〜2025年までジュニア部理事
未来のあなたへ:
諦めないでほしい。一緒に伴走します。
南房総で開業して、不調を抱えた方がこんなにも多いことを知りました。
「こんなものだ」と諦めている人が多い。でも私はそれだけは絶対に嫌です。
身体はもっと楽になります。もっと自由になります。もっと面白くなるんです。
だから、どうか諦めないでください。「良くなる」と信じて、一つ決断をしてほしい。その一歩に、私たちが必ず寄り添います。
和からだみなおし処は、あなたの身体と人生を、一緒に、前へ進めていく伴走者でいたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。