疲れやすい・肌荒れが続く・風邪をひきやすい・集中できない。
こうした“なんとなく調子が悪い”という感覚は、
ビタミン不足から起こることが少なくありません。
ビタミンは、タンパク質や糖質・脂質と違い、
体の中でエネルギーになったり、体をつくる材料にはなりません。
それでも“絶対に必要”なのは、
ビタミンが 体の働きをスムーズに進めるサポート役(補酵素) だからです。
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🟧 1. ビタミンとは?
ビタミンは、体の中でつくることができない“必須の微量栄養素”。
栄養素の代謝・免疫・神経・血液・皮膚など、
あらゆる働きを進めるために必要で、
不足すると 体のスイッチが入りにくい状態 になります。
✔ 体の材料になるわけではない
✔ でも、材料を「使える形にするために絶対必要」
これがビタミンの本質です。
🟧 2. なぜビタミンが必要なのか?(理由をシンプルに)
ビタミンは “補酵素=酵素の手助けをする存在”。
体は酵素を使って
- エネルギーを作る
- 皮膚を修復する
- 健康を守る
- 神経を整える
- 血液を作る
などの働きを行います。
この酵素が働くために、ビタミンは 鍵のような役割 を持っています。
🔑 ビタミンが足りない=鍵が回らない=体の働きが進まない
だから、ほんの少し足りないだけでも不調が現れます。
🟧 3. ビタミンの種類と役割(わかりやすく網羅)
ビタミンは 水溶性 と 脂溶性 に分かれ、それぞれ働きや特徴が異なります。
🔷 A. 水溶性ビタミン(体に溜められない → 毎日必要)
● ビタミンB群(B1・B2・B6・B12・ナイアシン・葉酸など)
役割:エネルギー代謝、神経、皮膚、血液
- B1:糖質をエネルギーに変える
- B6:タンパク質代謝
- B12:神経・血液
- 葉酸:細胞の新生・妊娠関連
不足すると:
疲れやすい/イライラ/集中力低下/口内炎/手足のしびれ
● ビタミンC
役割:抗酸化、免疫、鉄吸収、コラーゲン生成
不足すると:
疲労・風邪・肌荒れ・ストレスに弱くなる
※ストレスや喫煙で大量に消耗する
🔷 B. 脂溶性ビタミン(体に一定蓄積される)
● ビタミンA
役割:皮膚・粘膜、目、免疫
不足すると:
肌荒れ、ドライアイ、風邪をひきやすい
● ビタミンD
役割:骨、免疫、ホルモン、気分安定
不足すると:
倦怠感、骨の弱化、風邪を引きやすい、気分の落ち込み
(現代人は光に当たる時間が少なく、非常に不足しやすい)
● ビタミンE
役割:抗酸化、血行改善
不足すると:
冷え、むくみ、血流低下
● ビタミンK
役割:血液凝固、骨の健康
不足すると:
内出血しやすい、骨が弱くなる
🟧 4. ビタミンが不足すると起きること(症状)
- 疲れやすい
- 肌荒れ
- 口内炎
- 集中できない
- イライラ
- 冷え
- 立ちくらみ
- 倦怠感
- 風邪をひきやすい
- 甘い物を欲しやすい
- 鉄が吸収されず貧血傾向に
ビタミンが不足すると
「エネルギーが作れない」=疲れる
が最も多いパターンです。
🟧 5. 過剰摂取について(安全な範囲で説明)
✔ 水溶性ビタミン(B群・C)
→ 過剰分は尿で排泄されるため、大量でなければ心配は少ない。
✔ 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)
→ 体に蓄積しやすい。
→ サプリを高容量で飲む場合は注意が必要。
基本は “食事で自然に摂る” を推奨します。
🟧 6. ビタミンを効率よく摂る食事のコツ
✔ 色の濃い野菜(緑黄色野菜)
A・C・E が豊富。
✔ 果物(朝~昼が良い)
C を手軽に補給できる。
✔ 卵(最強のビタミンセット)
A・D・E・B群をバランスよく含む。
✔ 大豆製品・肉・魚
B群がしっかり摂れる。
✔ 発酵食品(納豆・味噌)
B群+腸の働きのサポート。
✔ 調理法を工夫
- Cは熱に弱い → 生・短時間加熱
- A・D・E・K は油と一緒で吸収UP
(例:炒め物やサラダに良い油を少量)
🟧 7. まとめ
- ビタミンは、体の働きをサポートする“補酵素”
- 不足すると疲れ・肌荒れ・集中力低下など、身近な不調につながる
- 現代人はストレス・加工食品で不足しやすい
- 色の濃い野菜、果物、卵、肉魚大豆、発酵食品で自然に補給できる
- 無理なく続けられる食べ方を取り入れることが大切
小さな習慣で体は確実に変わり始めます。
気になる方は施術の際にお気軽にご相談ください。
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