お風呂は"おうちでできる
最高のからだリセット習慣"
『最高の入浴法』&当院の臨床からわかる "整う入浴"
■ はじめに
和からだみなおし処では、初めて来院されたほとんどの方に、
「できれば毎日、湯船につかりましょうね」
とお伝えしています。
それは、お風呂に入るかどうかで、からだの変わり方が本当に大きく変わるからです。
痛み・こり・自律神経の乱れ・疲れが抜けない……
そういった不調と向き合っている方ほど、
お風呂を"味方につけるかどうか"で、回復のスピードがまるで違います。
この考え方は、20年以上にわたり入浴の医学研究を続けてきた東京都市大学の早坂信哉先生の研究ともぴったり一致します。
早坂先生の著書『最高の入浴法』では、日々のお風呂が「生活の中でできる最高の健康習慣」だと、データとともに示されています。
今日はその内容と、当院が日々の臨床で感じていることを合わせて、"今日のお風呂から、あなたの身体がゆっくり変わる話"をお届けします。
■ 第1章:どうしてお風呂は、こんなに身体に良いの?
湯船につかると、ぽかぽか温まるだけじゃなくて、
からだにとって嬉しいことがいくつも同時に起こります。
「湯船につかる」=身体を整えるスイッチ
だと考えています。
■ 第2章:入浴習慣がある人ほど、施術の効果が続く理由
施術で身体が整ったあと、その状態がキープできるかどうかは、日常の"めぐり(血流)"で決まります。
そして、めぐりを整える最強の味方が「入浴」です。
- 良くなるスピードが速い
- 戻りにくい
- 睡眠の質が上がる
- 朝のしんどさが減る
- 自律神経が安定する
こうした変化は、当院で多くの患者さんから実際に見てきたものです。
お風呂は、あなたの身体が改善していく"土台"なんですね。
■ 第3章:やさしいけれど効果は抜群「正しい入浴法」
『最高の入浴法』でも、当院でも、結論は同じです。
● 40〜41℃のお湯
熱すぎると身体が興奮モード(交感神経ON)になってしまいます。40〜41℃は「ゆったり副交感神経が働きやすい温度」。いわば、"身体が休むときの温度"です。
● 10〜15分
身体の芯まで温まるには、このくらい必要です。短すぎると温熱効果が足りず、長すぎるとのぼせやすくなります。
● 就寝の90分前
ここがとても大事。お風呂で体温が上がり、その後ゆっくり下がっていくタイミングでいちばん深い眠りが訪れます。
睡眠の質が高いと、翌朝の回復感がまるで違います。
■ 第4章:目的に合わせた"入浴の使い分け"
→ 副交感神経が働きやすくなり、心身がゆったり整う
→ 交感神経がONになり、やる気スイッチが入る
(※夜にやると眠れなくなるので注意)
→ 入浴前にコップ1杯の水を
■ 第5章:安全に入るために
やさしい習慣とはいえ、安全のために少しだけ気をつけましょう。
- 食後すぐ・飲酒後は避ける
- 冬は脱衣所を少し暖かく
- 高齢の方は40℃以下
- 立ちくらみが出やすい方は無理をしない
- 入浴前にコップ1杯の水
このあたりを守れば安心です。
■ 第6章:施術 × 入浴は"身体が変わる黄金コンビ"
当院の治療は、「血流・自律神経・姿勢」の3つを整えることで、身体が本来持つ回復力を引き出す方法です。
入浴はその回復力を毎日後押ししてくれる習慣です。
- 施術で整えた身体が固まりにくい
- 睡眠が深くなり治癒が進む
- 日中の疲れが抜けやすくなる
- 慢性不調が改善しやすくなる
この組み合わせは、本当に相性が良い。
「湯船につかるたびに、少しずつ身体が変わっていく」
そんなイメージで取り入れていただければと思います。
お風呂は、
"あなた自身が自分の身体を整えてあげる時間"
です。
難しいことは何もありません。
ただ湯船に気持ちよく浸かるだけ。
それだけで、
痛み・疲れ・自律神経・睡眠……
いろんな不調が少しずつ整っていきます。
今日のお風呂から、
あなたの身体は確実に変わり始めます。
和からだみなおし処は、その変化を一緒に見守り、サポートしていく場所です。
どうぞ、あたたかいお風呂の時間を、日々の中にやさしく取り入れてくださいね。