「食べ合わせ」というと、
“スイカと天ぷらは良くない” などの迷信を思い浮かべる方も多いですが、
本来の食べ合わせとは 栄養の吸収・働き・血糖値の変化 を考えた
“体にとっての正しい組み合わせ” のことです。
毎日の食事は、選び方を少し変えるだけで
- 疲れにくさ
- 集中力
- 便通
- 肌の調子
- ダイエット
- 貧血
など、体調に大きく影響します。
ここでは、科学的根拠に基づいた
「良い食べ合わせ」 と
「注意したい食べ合わせ」 を
わかりやすくまとめました。
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🟧 1. 良い食べ合わせ|栄養がしっかり働く黄金コンビ
🟩 ① 鉄 × ビタミンC(吸収率アップ)
例:
- ほうれん草 × レモン
- 赤身肉 × サラダ(レモン・酢)
- あさり × トマト
理由:
ビタミンCが“鉄を吸収しやすい形”に変えるため。
疲れやすい・立ちくらみがある方に特に大切です。
🟩 ② カルシウム × ビタミンD(骨の健康)
例:
- 牛乳 × きのこ類
- 豆腐 × 鮭
- 小魚 × 卵
理由:
ビタミンDが腸でのカルシウム吸収をサポート。
高齢者に必ず伝えたいポイント。
🟩 ③ 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)× 良質な油(吸収UP)
例:
- にんじん × オリーブオイル
- トマト × チーズ
- ほうれん草 × ごま油
理由:
脂溶性ビタミンは“油と一緒に”摂ると吸収率が大幅に上がる。
🟩 ④ 食物繊維 × 糖質(血糖値の急上昇を防ぐ)
例:
- 野菜 → ごはんの順番
- 納豆ご飯
- 玄米 × 味噌汁
理由:
食物繊維が糖の吸収スピードをゆるやかにする。
血糖値スパイク予防の基本。
🟩 ⑤ タンパク質 × ビタミンB群(代謝のサポート)
例:
- 肉 × にんにく
- 魚 × レモン
- 卵 × ほうれん草
理由:
ビタミンB群がタンパク質を“使える形”へ導く。
疲れやすさの改善に効果的。
🟧 2. 注意したい食べ合わせ|体の働きを邪魔するもの
科学的に確認されている「吸収阻害」を中心に解説します。
🟥 ① 紅茶・コーヒー × 鉄(吸収を下げる)
食後すぐのコーヒー、お茶は
鉄不足の方には避けたい組み合わせ。
理由:
タンニンという成分が鉄の吸収を邪魔する。
🟥 ② 加工食品 × カルシウム(リンが吸収を妨げる)
例:
- ハム・ソーセージ
- カップ麺
- スナック菓子
- 安価なパン
理由:
加工食品に多い「リン酸塩」が、カルシウムの排泄を促す。
骨粗鬆症予防の観点で非常に重要。
🟥 ③ 糖質 × 脂質 × 加工油(太りやすい組み合わせ)
例:
- ケーキ
- 菓子パン
- ドーナツ
血糖値と脂質が同時に急上昇し、
体脂肪を溜め込みやすい。
🟧 3. 食べ合わせを良くすると起きる“変化”
- 便通が整う
- 疲れにくくなる
- 肌が綺麗に
- 集中力が続く
- 食べ過ぎが減る
- 立ちくらみ改善
- 血糖値が安定
- ダイエットがスムーズになる
つまり、
“体調の底上げ” が自然に起きる のが食べ合わせの力です。
🟧 4. 今日からできる!簡単な食べ合わせ3つ
まずはこの3つだけでも十分。
- 朝:卵 × 野菜(脂溶性ビタミン+油で吸収UP)
- 昼:肉・魚 × 野菜(血糖値と代謝が安定)
- 夜:豆腐 × きのこ × 海藻(ミネラル+食物繊維)
迷ったら“野菜を一口先に”だけでも大きく変わります。
🟧 5. まとめ
- 食べ合わせは迷信ではなく“栄養の働き方”
- 良い組み合わせは体の吸収・代謝・血糖値を整える
- 注意すべきは「吸収阻害」と「糖+脂+油」の組み合わせ
- まずは簡単な3つの組み合わせから実践してみる
日々の食事のちょっとした工夫で、体は大きく変わります。
施術中にもお気軽にご相談ください。
🟧 内部リンク
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