日々の食事が未来の健康をつくる | 和からだみなおし処

日々の食事が未来の健康をつくる

『Nature Medicine』最新研究から学ぶ健康的な加齢

ハリーちゃんが健康的な食事を楽しんでいる様子

ハリーちゃんも健康的な食事を心がけています!

私たちの健康を支える要素には、運動・睡眠・社会とのつながりなど様々なものがあります。その中でも近年、医学的に最も注目されているのが「日々の食事」です。2025年3月に医学雑誌『Nature Medicine』に発表された最新の研究は、このことを30年以上の追跡調査によって裏付けました。
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こんにちは!ハリーです🦔✨
今日は健康的な食事について一緒に学んでいきましょう!鍼灸師の先生が分かりやすく教えてくれますよ。

「健康的な加齢」とは?

研究が目指したもの

研究が目指したのは「ただ長生きすること」ではありません。70歳に到達した時点で以下の条件を満たすことを「健康的な加齢(Healthy Aging)」と定義しています:

  • がん、心疾患、糖尿病など11の主要な慢性疾患がない
  • 認知機能、身体機能、精神的な健康に大きな衰えがない

史上最大規模の長期追跡研究

105,000 人以上の参加者
30 年間の追跡調査
9.3 %が健康的加齢を達成

米国の約10万5千人の中年期の参加者(平均年齢53歳)を対象に、食生活を30年間追跡した結果が示されました。その結果、「健康的な加齢」を達成した人は全体の9.3%。そして、この人々の共通点の一つが食事パターンでした。

最も効果的な食事パターン

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AHEI(Alternative Healthy Eating Index)

研究では8つの健康的食事パターンを比較しましたが、特に効果が高かったのがAHEIという食事パターンです。最も健康的な食事を実践していた人は、そうでない人に比べて1.8〜2.2倍も健康的に年を重ねる可能性が高いことが分かりました。

積極的に摂りたい食品

  • 果物・野菜
  • 全粒穀物
  • ナッツ・豆類
  • 不飽和脂肪(オリーブオイルなど)

控えたい食品

  • トランス脂肪
  • 過剰な塩分
  • 砂糖入り飲料
  • 赤肉・加工肉
  • 超加工食品

超加工食品の影響

超加工食品(インスタント食品やスナック類など)の摂取量が多い人は、健康的加齢の可能性が32%低下していることも明らかになりました。

館山で暮らす私たちにできる「食の投資」

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豊かな地域の恵みを活かして

和からだみなおし処がある館山は、海の幸・山の幸が豊かな地域です。魚や野菜、果物を中心に、できるだけ加工度の低い自然な食材を選ぶことは、この地域だからこそ実践しやすい健康法です。

朝はパンではなく、玄米や雑穀ご飯+味噌汁にする
おやつはスナック菓子より、果物やナッツを選ぶ
週に数回は魚料理をメインにする
甘いジュースではなく、水やお茶で水分補給する

こうした小さな選択の積み重ねが、将来の健康を守る「食の投資」になります。

鍼灸と食養生のつながり

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医食同源の思想

東洋医学でも「医食同源」という言葉があるように、食事は養生の基本です。鍼灸施術によって「気・血・水」の巡りを整えつつ、日々の食事で身体に必要な栄養を補うことで、未来の健康を守る力がさらに高まります。

まとめ

  • 健康寿命を延ばすカギは「日々の食事」
  • AHEI型の食事(野菜・魚・穀物中心)は、2倍近く健康的加齢を実現
  • 超加工食品はできるだけ控える
  • 館山の豊かな食材を活かし、食養生+鍼灸ケアで未来の自分に投資する
😊

和からだみなおし処では、施術だけでなく「日常の養生法」もお伝えしています。