疲れ、こむら返り、めまい、イライラ、朝のだるさ…。
こうした不調は「年齢のせい」と思われがちですが、
実は ミネラル不足が背景にあるケース は多くあります。
ミネラルは、体のスイッチを入れる“調整役”。
量は少なくても働きは大きく、ひとつ欠けるだけで体調が乱れやすくなります。
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🟦 1. ミネラルが不足すると、なぜ不調が出るのか?
ミネラルは、
- 筋肉
- 神経
- 血液
- ホルモン
- 代謝
など、身体の基本動作に “指令を出す役目” を持っています。
栄養の中でも ミネラルは“スイッチ”の役割が強い ため、
不足すると 体の調整がうまくいかない=不調が出やすい のが特徴です。
🟦 2. よくある不調と、関係するミネラル
■ 足がつる
→ Ca と Mg のバランスが崩れると、筋肉が縮んだまま戻らない。
■ 朝がつらい・疲れが抜けない
→ 鉄やMg不足 でエネルギー(ATP)が作れないと回復しにくい。
■ 甘いものが止まらない
→ クロムやMg不足 で血糖調整が乱れる。
■ めまい・立ちくらみ
→ 鉄/Na/Kの乱れ で血圧や酸素供給が安定しない。
「なるほど、だからか」と腑に落ちる理由があるのがミネラルです。
🟦 3. なぜミネラルは不足しやすいのか?(理由はシンプル)
✔ 精製食品(白米・白パン・麺)が多い
必要な外皮が削られ、ミネラルがほとんど残っていない。
✔ ストレスで大量に消耗する
特に Mgはストレスで一番失われるミネラル。
✔ 汗と一緒に流れ出る
Na・K・Mg は暑さや作業で簡単に不足。
✔ 加工食品のリンがCaの吸収を妨げる
外食・惣菜が多い人は注意。
✔ 野菜のミネラル量そのものが昔より減っている
食べ方を工夫しないと“現代の食事”では補いにくい。
無理をしているわけではなく、生活環境的に不足しやすいのが現代の特徴です。
🟦 4. ミネラルの種類と役割(主要+微量を短く網羅)
■ 主要ミネラル(量を多く使う)
● カルシウム(Ca)
筋肉・神経・骨の材料
不足:足がつる、不眠、イライラ
● マグネシウム(Mg)
300以上の反応を助ける
不足:肩こり、頭痛、便秘、こむら返り
※最も不足しやすい
● ナトリウム(Na)
体液・血圧の調整
不足:脱力、めまい
● カリウム(K)
むくみ・血圧を調整
不足:むくみ、だるさ
● リン(P)
骨・細胞膜・エネルギー
※加工食品で過剰に摂りやすい
■ 微量ミネラル(少量で強力)
● 鉄(Fe)
酸素運搬
不足:息切れ、疲労、立ちくらみ
● 亜鉛(Zn)
免疫・味覚
不足:肌荒れ、疲労、味がしない
● 銅(Cu)
鉄の利用をサポート
● マンガン(Mn)
代謝・抗酸化(玄米に多い)
● ヨウ素(I)
甲状腺ホルモン(海藻)
● セレン(Se)
抗酸化(魚介)
● クロム(Cr)
血糖調整(甘い物依存と関係)
● モリブデン(Mo)
代謝補助(豆類)
※必要なものだけ短く、読みやすさを優先して網羅。
🟦 5. ミネラルを無理なく補う食べ方(理由つきで簡単に)
✔ 玄米・雑穀
外皮に Mg・Mn・Cr が豊富。
白米よりミネラル量が圧倒的に多い。
✔ 海藻・魚介
ヨウ素・Ca・Mg など“海のミネラル”がまとめて取れる。
✔ 納豆・豆類・ナッツ
Mg・Zn の宝庫。
間食としても最適。
✔ 味噌汁
“煮汁ごと”吸収できる最強の補給源。
✔ 加工食品を少し減らす
リンの過剰摂取を防ぎ、Caの吸収が改善。
全部やる必要はなく、
できることを1つだけ変えるだけで不足が埋まりやすい のがミネラルの良いところです。
🟦 6. サプリの考え方(まとめてシンプルに)
- 基本は食事から
- 鉄・亜鉛は過剰に注意
- 迷う時は専門家へ
- 「足りない時だけ補う」イメージでOK
🟦 7. まとめ
- ミネラルは“少量で大きく働く調整役”
- 不足すると不調が出やすい
- 現代の生活では不足しやすい
- 玄米・海藻・魚介・ナッツ・味噌汁などで自然に補える
- 小さな習慣の積み重ねで体は必ず整い始める
無理のない範囲から日常に取り入れていただければと思います。
気になる方は施術の際にもお気軽にご相談ください。
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